No.002 「小型フライスのセッティング2」

別売オプションの「微動送りアタッチメント」は 取り付けると、その名の通りハンドルを回すことにより 上下方向を微動に送ることができます。 取り付け、取り外しはちょっとしたコツをつかめば 簡単です。

まず「微動送りアタッチメント」の写真赤丸部分を 引っ張ります。

そのまま引っ張った状態でミーリングアタッチメントの頭部 左側の赤丸部分に取り付けます。

位置を合わせとりつけた状態で ダイヤルを反時計周りに最後まで回します。 この際赤丸部はまだ押し込まず、引っ張ったままに しておきます。


ダイヤルを回し切ったところから、少し 時計周りに戻しながら、赤丸部を押し込み 六角レンチでしっかり留めます。

取り付け完了です。
右(時計周り)に回すと下へ、左(反時計周り)
に回すと上に微動で送ることができました。
次に測定工具を使用して、ミーリングアタッチメントの垂直を
出します。このミーリングアタッチメント
は斜めにすることができる反面、戻す際には
必ず測定工具を使用して、旋盤のベッドに対して
垂直を出さないと工作物が真っ直ぐ削れません。
作業に前には必ず、垂直出しを行いましょう。
今回は
フレックスアーム と ピクテスト を使用して垂直を出します。

フレックスアームは 6ミリ、8ミリ、3/8インチの3種類の 物をつかむ事ができます。


今回使用するピクテストの取り付け部は6ミリですので 先端を分解し、真ん中の取り付けネジを右側に移動します。


次にフレックスアームをフライス盤に取り付けます。 フレックスアームの軸は8ミリですので 8ミリのコレットセットします。 コレットの装着方法は「フライス盤の セッティング1」をご参照ください。 続いて、ピクテストも取り付けます。

取り付けたピクテストを旋盤のベッドの部分に あて、目盛りを0に合わせます。

次にフライス盤の主軸を手で回し
ベッドの逆側で計測します。
ここで0になっていれば、ミーリングアタッチメントは
傾いておらず調整する必要はありませんが
ピクテストの目盛りは半回転以上回ってしまっており、
ミーリングアタッチメントが傾いていることがわかります。
ピクテストは押し込むと右回りに針が
動きますので、旋盤自体もしくはベッドが「右上がり」ということに
なりますが、旋盤はきちんと設置されており、ベッドも精度が
でている事が前提ですので、ミーリングアタッチメントが
右側に傾いていることがわかります。


ミーリングアタッチメントの傾きを調整する為には 赤丸の部分を付属六角レンチで軽く緩め、指先で コンコン叩いて微調整します。この部分は 非常に繊細でちょっと緩めるだけですぐに傾きますので 旋盤にぶつけない為にも、必ず左手でミーリングアタッチメントを しっかり支えながら作業を行ってください。

調整後、再度計測します。主軸を回して最初の場所でも再度計測し
0に近い数字かを確かめます。
実際に0になることは難しいですが、一目盛り1/100ミリですので
どこまでできるか挑戦してみてください。
ネジの締め付けだけでも精度が変わることなど色々な発見が
あります。